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日々書き連ねた妄想をさらすとこ。
必ず初めに諸注意をお読み下さい(でないとわけがわからないと思われます)
<< 枢木スザ子の憂鬱(仮) 19 | main |
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四木さんと臨也くん
2011.07.21を記念して。
オナニー=独りよがりSSを放置しておきます。


折原さんはそろそろ四木さんに飼われるべき。
首輪つけて着物着せて座敷牢みたいなところで和風な感じに飼われるべき。
もちろん夜は日本の文化、緊縛プレイですよ。



という妄想にテンションがあがって書き始めた四木臨拉致監禁物…………の、監禁に行きつく前までで力尽きた代物(残念!)





注意:薬によるトリップの表現がありますが、管理人は薬およびトリップの症状には詳しくありません。妄想です。






 男がそれを見つけたのは偶然だった。


 それがどこぞにゴミのように転がっていたのは事前にもたらされた情報から予想の範疇だったが、別段探すこともしなければ心配なぞ欠片もしていなかったので、見つけたのは完全なる偶然だった。
 そして見捨てても何の問題もなかったはずのそれを拾ったのは、気の迷いというやつかもしれない。


「運がいいんだか悪いんだかわかんねえな」


 ぼそりと呟いた言葉は煙草の煙とともに喧騒に掻き消える。
 部下が何かしら言いたげな顔をして控えているのはわかったが、口に出すほどでもないのなら取り合う必要もないだろう。

 そのゴミもどきは軽く引けばゆるゆると瞼を押し上げ、一瞬だけ視線が交差した。
 いや、そう思ったのは男だけで、それが男をきちんと認識したのかは実のとこ ろよくわからない。
 ただ、視線が交わったと思ったその瞬間に、笑ったような気がしたのだ。
 もっとも、実際は苦痛に顔を歪めただけだったのかもしれない。
 だが もう真実は確かめようもない。

 力を失った身体が中途半端にぶら下がる。


 目を覚ましたところで果たして今の記憶が保持されているかもかなり怪しいだろう。
 それでも車に引き返すその腕に、そのゴミをしっかり抱えているのだから我ながら酔狂と言わざるを得ない。









 例えば、泥酔した時のような、と言えばわかるだろうか。
 波打つ地面に、寝ていても揺れる世界。
 胃を掻き混ぜられているような気分の悪さ。
 こみあげる吐き気と呪いの言葉。
 ああもう死ねばいいのに。
 ていうかむしろ死にたい。

 こんな歪な世界じゃ生きていけない。
 証拠にほら、立てもしない。


 だが立てはしないが飛べるような気はする。
 だってこの浮遊感。
 飛べる。

 とりあえず新宿から大分あたりまでなら余裕で飛べる。
 それで大分に着いたら地獄巡りをしよう。
 もちろん見るのは地獄巡りをしている人間だ。
 地獄という凶事の象徴を娯楽としてのぞきみる人間の屈折した欲望を見に行くのだ。
 怖いものに近づきたい、見たくないけど見てみたい、深淵を覗きみるそんな悦び。
 最愛の人間を眺めながら関鯖が食べたい。

 ああなんだか本当に飛べる気がしてきた。
 いや、なんていうかもう今まさに飛んでる気がしてきた。
 飛べる飛べる飛んでる飛んでる。



「ああ、絶好調にトんでますね」



 突然の外界からの肯定の言葉に疑問は抱かなかった。
 代わりにそうでしょうと頷いた。
 なんだかすごく楽しい気分になってきた。
 今の今まで死にたい気分だったのがまるで嘘のよう。
 吐き気は未だ続いているのに、とてもとても楽しくなってきた。


「今なら地獄に飛んでいけそうなんです。ああ、でも航路に気をつけないと。池袋なんか通ったらシズちゃんに打ち落とされちゃうな、きっと、標識で」


 あの化物はむちゃくちゃだから、とけらけら笑えばため息をつかれたような気配があった。
 けれど他人の反応なんか全く気にならなかったので、構わず臨也は続 けた――これが異常なことなのか正常なことなのか臨也には既に区別がつかなかったが、結局それもどうでもいいことに違いはなかった。


「もーわけわかんない。何? 標識って。どうやったらあんなの引っこ抜けるんだよ化物が!まったくもって忌ま忌ましいったらないよ。なのに!」
「折原さん」
「なのにあの化物の周りに最近人が集まりだした! ああなんて嘆かわしいんだろう。あれかな? やっぱり怖いものには近づきたいのかな? 人間ってほんと馬鹿だなあ。危険接近行動って知ってます? でも俺は人間のそんなところも」

「馬鹿はお前だろうが」


 愛してると叫ぼうとしたところを遮られ、流石に少し不愉快になった。
 むすっと口を尖らせるような子供じみた行動を恥ずかしげなくとり、臨也はようやくその声の主を視界に入れた。



「あれ? 四木の旦那、いつからそこにいたんです?」
| drrr | 19:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
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