Calendar
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE
OTHERS

LS

日々書き連ねた妄想をさらすとこ。
必ず初めに諸注意をお読み下さい(でないとわけがわからないと思われます)
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
SEED小話1
 思いを告げて、というか言わされて、好きだと甘ったるい笑顔で言われて、恋人になった
 ……はずだった。
 手をつないで、抱き締められて、毎日のように好きだと言われて。
 夢心地な毎日を送っていてもいいはずなのに、どうしてかアスランの心は晴れない。
 未だ片想いのような、そんな気分になる。
 原因不明ということがまたアスランを暗くさせる。
 原因がわかっていればだ対処のしようがあったろうに。
 当のキラは女の子と楽しそうに話していて全くあてにならない。
 もしかして彼女に嫉妬しているのかと考えて、あまりの馬鹿馬鹿しさに笑ってしまう。
 もしかしても何も嫉妬してるに決まっているではないか。
 彼が笑いかける全てのものに――時には無機物までに。
 心の狭さが情けない。
 が、こればかりはアスランの努力でどうにかなるものではなく、自然に思ってしまうものなので、キラに出来ることと言えばそれを一香に悟られないよう振る舞うことぐらいだ。
 といいながら、気付けば教室の隅で女の子としゃべっているキラに目がいってしまう。
 まるで病気みたいだと思って空を仰いだ。


 ただそれが鬱々とした気分の原因かと問われたら頷くのに躊躇いがあるのだが。



 せっかく両思いになれたのに――たぶん――欝々と沈みこんで、そのうえキラを信じてやれない自分が嫌になって、アスランはそっと目を閉じた。

 どうしていいかわからない。
 笑わなきゃいけないのに、笑えなくて。

| SEED(キラアス) | 20:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
sun shower <朝>
CP:♀アスキラ(もしかしたらアスキラアス。この話においてはキラアスより)一部カガキラ
ジャンル:ギャグ
設定:inオーブ。16歳、高校生。
   細かいところはまたどこかで。
   キラとカガリはヤマト家で暮らし、アスランがたまに泊まりにきます。
   13歳で別れ、3年後アスランがキラを追ってオーブにきた感じで。
   ついでとばかりにラクスもひっついてきています。
その他:どきりとする10のお題(創作者さんに50未満のお題様より拝借) <7、ちらりと見えた素肌>



 朝7時、起床。
 寝起きは悪いほうではないので、鳴り出した目覚ましを手探りでさっさと止め、二度寝いてしまう前に身体を起こ…………そうと思って手をついたら、むにゅっと予想以上にやわらかい感触にバランスを崩した。
 あきらかにベッドの弾力ではない。

 …………。
 ……………………。
 ってゆーか。
 むにゅってなんだ。

 やけに気持ちよかっただとか考えてしまいそうになる頭を勢いよく振って、キラは恐る恐る横を見る。
 シーツに散った藍色の髪。
 惜しげなくさらされた細い腕に、しなやかな足。
 それから、白い、谷間――そこに手があった。……自分の。
 一瞬蒼白になる。
 それから真っ赤になって手を引いたが、名残惜しい気もした自分が嫌いだった。

「……ん」
 悩ましげな吐息が漏れる。

 叫ぼうか叫ぶまいか、一瞬でも考えてしまえばもう叫べない。
 がっくりと、うなだれた。

 毒だ。
 目に毒だ。
 手にも毒だったし、頭にも毒だ。
 精神的に毒すぎる。
 なまじかその顔が上に入れるに差し支えないものであり、発展途中とはいえ、その身体がひどく魅力的なものであり、無防備に見せるあどけない症状とのアンバランスさが目をひく云々。
 とどのつまり、とてつもなくおいしい状況であり、朝ということもあいまってこの上なくきつい状況だった。
 ここで気がつけば、と入ってしまうのがなんとも情けない。

 16歳なのに。
 もう16歳なのに。
 13歳、月で分かれて3年がたった。
 決して短い時間ではない。
 お互いにいろいろと変わった。
 本当に、いろいろと。
 なのに、なんでこの目の前の幼馴染はこうなんだろう。

 年頃と言っても差し支えないだろう女の子が同じ年の男の子のベッドの中にもぐりこんでこないでください。
 今なら恥もなにもかなぐり捨てて、土下座でもなんでも出来る気がした。

 誘われているのか、それとも男と見られていないのか。
 おそらく後者だろう。
 きっと彼女は一緒にお風呂に入って育ってきた幼馴染が、横で悶々としているなんて思いもしないのだろう。
 3年で、なんでこんなところに限って変わらなかったのか。
 もはや嘆いても遅い。


 わめきながら――この場合言葉にならない言葉を――走り出してしまいたい気分にかられながらも、なんとか衝動をおさえて、そろそろと隣へ手を伸ばした。
 朝っぱらから不信そうな目で見られたくないのも、理由を説明せたくないのもまた原因ではあったが、哀しいかな、一番の理由はもっと切実なものだった。
 胸を掴まれても――厳密には押しつぶされても――起きないという事実が示すように、低血圧な彼女はとにかく朝に弱い。
 ここでキラが起こさなければ、平気で学校に遅刻、悪くすれば休みかねないのだ。
 まさか毎日このようなことを繰り返しているわけではなく――とはいえ起きて一番叫びださないぐらいに慣れてしまうぐらいには、回数をこなしている。もはやそれでも平常心を保てない自分が悪いのかと疑いたくなるくらいには――ならば普段、家で一人の時はどうなのだといえば、何故か決めた時間に数秒の遅れもなく目を覚ますのだからおそろしい。
 つまり、キラの隣では、はりつめた気をゆるめ、心を許してくれているという証拠、なの、だが。
 それを素直にうれしいと思えないのが複雑なところだ。
 なるべく彼女を視界に入れないようにしながら、肩をゆすった。


「アスラン。ほら、朝だよ。起きて。遅刻するよ」
「う〜。あと5分」
「駄目」
「じゃああと10分」
 すげなく却下すれば、意味のわからない要請がきた。
 朝でなければ絶対に目にすることのできない姿だ。
 寝ぼけている言動は、たぶん可愛いという形容でいいのだろう。
 が、しかし、そこで寝かせてあげたいなどと思うような付き合いは、あいにくとしていなかった。

「もっとダメ」

 言いながらブランケットを剥ぎ取る――すぐさま後悔した。

「あ、ああぁあアスラン!? き、君一体なんて恰好してるのさっ!?」

 上からキャミソール、ショーツ。
 …………以上。
 他何もなし。
 どうでもいいが色は白。
 知りたいような知りたくないような知りたくなかったような知りたくないような。

 加えて言うが自分は男で彼女は女。
 異性だ。
 誰がなんと言おうと異性なのだ。
 もはや恥じらいなどといった問題ですらない。

 どうにかしなくては。
 その言葉だけがキラの脳内を占める。
 簡単に言えば、混乱していた。

 両手で肩をつかむとがくがくと激しく揺さぶった。


「おーきーろーっ!!」

 頼むから起きてくれと泣きそうな願いが届いたのかは定かではない。

「う〜〜〜〜」

 うっすらと目が開かれる。

「起きた? 起きた!?」
「おは……よう? 気分、わる」
 それは今前後へと揺さぶられたせいだろう。

「起きたね!? 起きたんだねっ!?」
「ん……」
「じゃあ着替えて!」

 もはや悲鳴に近かった。
 対するアスランはまだきちんと覚醒していないのだろう。
 目を擦っている。

「きがえ?」

 呟きながら自分の姿を見下ろす彼女に、言いたいことはたくさんあったが。
 いつここに、とか、どうやってとか、どうしてとか何をしにとか、なんて恰好してるんだとか、何考えてるのとか――だいたいなんでキラはキラで気付かなかったのか。
 いろいろ。
 しかしながらそんあことはあとでもできる。
 とりあえずは今の問題をどうにかしなくては。

「そう着替え!」

 真っ赤になってる字画はあった。
 顔をそむけてもつい注意がふっくらとした胸元にいくのをどうしようもなかった――考えれば考えるほど、なんて哀しい生き物なんだろう。
 触りたいとか押し倒してみたいとか、組み敷いたらどんあ風に乱れてくれるんだろうか、そんなことを全く考えないほど子供に思われているのだろうか。
 通じない思いに涙がでてくる。

 何を考えているのか――きっとまだ頭がおきていることを理由にして何も考えていないに違いないのだ――確かに素直なのはいいことだ。
 美徳だ。
 だが、素直だったらそれでいいのか。

 早々にキラに言われたことを守ろうとしてくれる、その心意気はうれしいが、目の前で脱ぎだすのはどうだろう、それってどうなんだろう!?

 ちらちらと見え隠れしていたきめこまやかな白い肌があらわに――――。



 もう限界だ。
 むしろここまで我慢できたことに拍手喝さいだ。

 逃げなければ。
 頭の中でならされる警報からしておかしかった。
 ここはキラの部屋のはずなのに、何で逃げるのがキラなのか。
 それでも警報は叫ぶ。

 ――逃げなければ。這ってでも逃げなければ。

 残念ながらここで踏みとどまれるほど図太い神経はもっておらず――これが反対に着替えるのがキラでアスランの部屋だったら、もしくはカガリでもいいかもしれない。その場合二人とも逃げ出したりなんかしないんだろうが――キラは自分のベッドから転がり落ちるようにしながら逃げ出した。
 あくまで逃げ出した。
 しつこいようだが自分の部屋から。


 ばんっと普段ならならさないような音をたててドアを閉める。
 と、瞬間横殴りの衝撃と共に転がった身体。

「うわぁっ」

 上がった悲鳴は自分のだったか、それとも……。

 何が起きたか理解するのに時間がかかった。
 何かとぶつかったのだと把握するまでに数十秒。
 ふっとばされたのが自分だと気付くのに更に十数秒。

「いってー」

 上からふってくる声が血をわけた姉――だか妹だかは定かではないが、まあどちらでも大差ない――のものだと気付くのに数秒。

 そういう意図はなかったのだろうが、自分が彼女に押し倒されているようにしか見えない構図に、もはや思考回路はショート寸前だった――完全にショートせず下手に動いている分タチが悪い。

 通常の精神状態だったらキラとて「大丈夫?」だとか「怪我はない?」だとか「家の中で走らないでよね」ぐらいは言っただろう。
 さすがに双子の姉に変な気持ちを抱くほど変態じゃない。

 が、いかんせんタイミングが悪かった。
 付け加えるのなら彼女の性格も悪かった――いや素直で真っ直ぐのいい子なのだが。
 うちの女性人は一体男を何だと思っているのか。
 今の彼女、カガリの恰好に挑発されない人は絶対にいない、とだけは断言できない――言い回しが控えめなのは、一応彼女の性格を熟知しているからなのだが。まあ、外見だけ見るのならば関係ないだろう。多少、その、なんていうか、マニアックな人もいるものなんだなと思うかも知れないが。蓼食う虫も好き好きとはいうが。
 下着はつけているのだろうが、大き目のどうみても男物の白いシャツはそれらしべてを覆い隠し、一見シャツだけを羽織っているように見える。
 誰のだとかもうそんな細かいことは置いておこう。
 せめてズボンを――このさい短パンだろうが、迷彩服だろうが、なんだろうが高望みはしない――お願いだからはいてください。

 情事の後のような色気とは全くもってかけはなれているにも関わらず、キラは姉を乱暴に押しのけてリビングへと走った。
 廊下は走らないだとかそんなことはもう頭にない。
 それでも「ごめん」とだけは叫んでおいた。

 パジャマのままだが、彼女らに比べたら許される、と顔も洗わないままで飛び込んだ。

「おはよう。どうしたの、そんなに急いで。今日は学校早いのかしら」
 にこやかに笑う母親に救いを見た。
 父はもうでかけたのだろう。
 そのため早くからおきている彼女の服は、すでに昼間と同じものに着替えられていて。
 フリルのエプロンも違和感はない。

「おはよう。別に、何でもないよ。いつもと同じ時間だから」

 なんだかやっと息ができた気がする。

「そうなの?」

 ふふっと笑う彼女のような女の子らしさを姉や幼馴染に求めるのは間違っているのだろうか。
 普通にそこらの男子よりも恰好いいと評判の2人を思い浮かべる。
 最近女の子に呼び出されているのをクラスの男子がとても複雑そうに見送っていたが。
 何かが間違っているようなそんな気がしてならない。


「朝から元気ねえ」
 それはばたばた音をたてて走り回っているカガリのことだろうか。
 それとも悲鳴をあげていたキラのことだろうか。
 せめられているわけでも皮肉でもないのだろうが、全ての元凶と思われる低血圧の彼女でだけはないだろうことは確実で、今日も無事安眠を確保したらしいアスランを、少しばかりうらんでみたりする。
 
 だがそれもそう長い時間ではない。
 続く発言にキラの世界は再び動きを止めることになる。


「ね、お母さんね、初孫は可愛い女の子がいいな」


 相手は誰ですか、とはさすがに聞けなかった。
 もしや甲斐性なしだと責められているのだろうか――何が甲斐性を示すのか、疑問は多々あるが。

 結局着替え終わって、一部の隙もない彼女らが朝食のせきに つくまでキラはそこにたたずんでいた。
 ちなみに正気をとりもどしたのは、邪魔だと姉のどつかれて、またお前はと幼馴染に呆れられてからだ。


 一体誰のせいだと詰め寄りたい。





(言い訳とかなんとか)
えと。え〜っと。あの、その、キラの受難が書きたかっただけです。アスランの思い通じず(爆笑)キラは初め鈍感ですからフレイぐらいはっきり押し倒して(苦笑)くれないと手だしてくれませんよね、きっと。
つーか。ちらりじゃなくて諸肌(……駄目じゃん)
| SEED(キラアス) | 19:56 | comments(0) | trackbacks(0) |